「栄養士が活かせる」と思って決めた前職だけど…
○インタビュアー
M・Wさんは新卒でだるまさんに入社したんですか?
○M・Wさん
実は新卒じゃないんです。栄養学の大学を卒業した後は給食事業の大手に入社し、病院食をつくる仕事や調理士さんを管理する仕事をしていました。でも、入社1年も経たないうちに退職し、社会人2年目にだるまに来ました。
○インタビュアー
前職はどうして退職されたんですか?
○M・Wさん
「ココなら栄養士資格が活かせる」と思って決めた前職ですが、現実はちょっと違いました。例えば、食事内容を決めるのはクライアントであり、栄養士であるはずの私は事務方の担当。人が足りていない状況だったのでお休みも不定期で、みんな忙しいから周りを見渡しても誰も喋ってないんですよね。
暗い気持ちの日々が続いて、ふと「社会人になってから私、全然笑ってないな」と気づき、退職を決めたんです。
○インタビュアー
その後、だるまさんはどうして知ったんですか?
○M・Wさん
もともとは新卒の就活中にリクナビで知って、応募したことがあるんです。人事担当の方がものすごくフレンドリーで、人の良い会社なんだというイメージでした。だるまに入社するか、給食事業の大手にするか、最後の最後まで悩んだ会社でした。
○インタビュアー
そうなんですね。でも、その時はだるまを選ばなかったと。
○M・Wさん
決め手はやはり「栄養士」として働けるかどうかでした。だるまは「カーブスでの仕事に栄養士さんが必要だ」と言ってくれましたが、見ての通り、直接的に食事をつくる仕事ではありません。
だから、「新卒カードを使うなら給食大手だ」と学生時代の私は考えたんですが、今思えば働く環境は二の次で、栄養士の資格だけにこだわっていたんだなと思います。

だるまに転職して、もう一度笑顔になれた。
○インタビュアー
それにしても、就活で辞退した会社に転職できたって珍しい話ですね。
○M・Wさん
ホントですよね。私もダメと言われる覚悟で転職の応募をしましたから。その時の面接でも、私が前職を辞めた理由を親身になって聞いてくれて。話してたらナミダも出てきちゃって。「やっぱりこの会社なら、明るい気持ちで働けるかも」と感じました。
○インタビュアー
それでだるまさんに転職したわけですが、気持ちの面は変わりましたか?
○M・Wさん
会社が違うだけで、雰囲気というか仲の良さというか、働きやすさも大きく違うんだなと知りました。まず、お客様から言われる「ありがとう」の言葉ですごく前向きな気持ちになれます。
前職は調理をすることはあっても、お客様と会話するわけではないので、感謝されたことがなかったから余計に嬉しくて。
○インタビュアー
いいですね。どんなことを「ありがとう」って言われるんでしょう?
○M・Wさん
カーブスに来るお客様はダイエット運動や健康になることを目的にいらっしゃるので、「本当に痩せたわ!」とか「娘に変わったねって言われたの!」とか「お医者さんに健康になってると褒められた!」とかですね。コミュニケーションは本当に多いです。
○インタビュアー
社内の人とはどうですか?店舗勤務だと本部の人とあまり話さないイメージですが。
○M・Wさん
そんなことないですよ。当社は2ヵ月に一度「誕生会」を開いていて、本部の人や他店舗のスタッフ、社長まで来て、系列の飲食店でお祝いするんです。
私が誕生日だった日には事業部長がわざわざ電話で「今日誕生日でしょ?いつもありがとねー!」とメッセージしてくれて。前職との社風の違いにびっくりしますよね。そういうの嬉しいんです。
○インタビュアー
お休みの面はどうでしょう。良くなりましたか?
○M・Wさん
カーブスは日曜が必ずお休みなので、小学生の頃から続けていたモトクロスを再開することができました。店舗の先輩たちと協力してお休みを取り合っているので、有給休暇の消化率も相当高いですよ。

食事に関心の強いお客様が、栄養士の私を必要としてくれる。
○インタビュアー
良い会社なのはよくわかりました。でも、「栄養士」の働き方としては納得されているんですか?
○M・Wさん
確かに、カーブスのインストラクターは栄養士じゃなくてもできる仕事です。でも、「ダイエットや健康」と「食事」は密接に関係していますから、栄養士だから言えること、栄養士だから相談されることは多いです。
○インタビュアー
確かに食事は重要な気がしますけど、そんなに相談されるものですか?
○M・Wさん
されますよー。カーブスは女性限定のお店なので、お客様は主婦の方やおばあちゃん世代の方が中心です。みなさん朝昼晩の食事を毎日作っていますから、栄養に興味がない人はほとんどいません。
「ねぇねぇ、昨日は何食べたの?」と私の献立を参考にしてくれたり、「カロリーを抑えるには何を食べたらいいかしら?」と相談してくれたり。みんな私が栄養士だって知ってますから、栄養士である私を必要としてくれていると感じます。
○インタビュアー
じゃあ、むしろ勉強しなきゃですね。
○M・Wさん
そうなんです。大学時代はスポーツ栄養を専門にしていたので、一般女性の年齢や体格に合わせた栄養学について、もう一度教科書を読み直しているんですよ。
○インタビュアー
逆に聞きたいんですが、インストラクターとしての仕事はどのように覚えたんですか?未経験ですよね?
○M・Wさん
未経験でした。それにカーブス本社の認定試験に合格しないとインストラクターをしてはいけない決まりですから、最初のうちはトレーニングマシンの使い方やストレッチ方法、トーク方法について、先輩に一つひとつ教えてもらいました。
○インタビュアー
認定試験はいつ行われたんですか?
○M・Wさん
私はタイミングが良かったので入社2ヵ月後ですね。カーブス本社は東京にあるので、同じ時期に入社したスタッフ3人と一緒に新幹線に乗って。試験自体は1人で、カーブス本社の試験官の方に実演するテストでした。
○インタビュアー
インストラクター以外にはどんな仕事があるんでしょうか?
○M・Wさん
新規のお客様の入会手続きや、運営サービスの改善ミーティングなどですね。上司への意見が言いやすい会社なので、店舗側で出てきた課題やトラブルもスピーディに解決することが多いです。
○インタビュアー
なるほど。「カーブスのインストラクター」と「栄養士」がどう関係するのかと最初は思っていましたが、いやいや新たな発見のあるお話でした。栄養士が活躍できるのもそうですが、栄養士だからこそ楽しめる仕事なのだと感じます。M・Wさんのようにいっぱい悩んでもいいと思います。栄養士として働く将来の選択肢として、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。まずはエントリーしてみてくださいね。
